ハザードマップゲーム | ゲームで防災を”自分ごと”にする

正方形のマスに分割された地図をベースに使います。マスごと点数がついており、これは災害リスク（津波・洪水・土砂災害・揺れやすさ）を点数化したものになっています。この点数がより高いところを予想してめくり、合計点を競うゲームです。「高得点のパネルを予想する＝災害リスクを考える」という構図になっており、選ぶ→振り返るを繰り返すことにより、徐々に地図から災害リスクを考えることができるようになります。

むらまつ和善

東京カートグラフィック株式会社　地図地理エンタメプロデューサー

ゲームによる新しい防災教育のかたち

こんにちは！シラバスを作ったむらまつ和善です。全国の学校や地域イベントで防災の授業やワークショップを行っております。防災授業の多様な問題点を解消すべく、防災ワークショップ・ゲームの開発を行っております。新しい防災教育をお探しの方にぴったりな教材です。ぜひご活用ください。

プロフィール

元お笑い芸人という経歴を活かし、楽しく学ぶ地図地理ワークショップ講師を務める。防災士。測量士補。〈講師実績〉国土地理院発注 地図と測量のおもしろ塾(全４種16 ステージ),公立小・中・高校での防災特別授業,明治安田生命主催 地図ワークショップ,ボルボ・カー主催 防災ワークショップなど多数

竹内裕希子

熊本大学 教授　大学院先端科学研究部／工学部土木建築学科

地図が身近になる防災教育

むらまつさん達と一緒にシラバスを考えた竹内です。地図は地域の災害特性を教えてくれるだけでなく，地域の成り立ちも教えてくれる大切な資料ですが，ちょっと難しいと思ってしまうことがあります。この教材を通じて目の前の世界を地図で表現するとどうなっているのかを楽しく知ってもらえたらと思います。

プロフィール

東京都生まれ。博士(理学)。独立行政法人防災科学技術研究所，京都大学防災研究所等の勤務を経て現職。専門は地理学，地域防災，防災教育。内閣府，国土交通省，熊本県などの委員を多数務める。近著書に『熊本地震の真実-語られない「8つの誤解」』（明石書店,2020年）など。平成28年熊本地震の調査から避難所初動運営キットを企画。